三菱重工業
三菱重工業(米国)の事業部門としてMLP U.S.A.(Mitsubishi Lithographic Presses USA)はdrupaのホール6において、三菱重工業(三菱重工印刷紙工株式会社)の最新のシステムを出展する。出展の中心となるのは、ecoUV system(省エネルギー型UV乾燥装置)および、オンプレス検査装置であるDIAMOND EYS-Sの2つのシステムであり、これらは最新の5色枚葉印刷機Diamond V3000LSに搭載されてデモンストレーションされる。
■Diamond V3000LS
最新の高品質オフセット枚葉印刷機である。用紙サイズは29×41インチ、毎時16200シートの印刷が可能である。全ての印刷ユニットはSimulChangerにより即時自動版交換が可能となっている。
■ecoUV system
三菱重工の省エネルギー型UV乾燥装置であり、高感度UVインキとオゾンレスUVランプの組み合わせで即時乾燥を行う。ecoUV systemでは、120ワットのUVランプが1灯利用される(従来は100~200ワットのランプが3、4灯利用されていた)。高感度UVインクとオーバープリント用のクリアニスにより、即時乾燥とともに印刷面の光沢と高い強度を得ることができる。
■DIAMOND EYE-S
本システムは印刷検査機能および、リアルタイムの濃度測定によるカラーコントロール機能を提供する。印刷機内に装備されたラインセンサーは、カラーバーもしくは、全画面を読み取ることができる。DIAMOND EYE-Sは読み取られたデータとプリプレスデータとを比較し、自動的に濃度調整を行う。印刷開始から終了まで濃度がトラッキングされ、オペレータはコンソール上で確認することができるため、従来のようにサンプルの抜き取りが不要になる。