助成金について

【こんな経験ありませんか・・・?】
・コンサルティングや研修になかなか経費をかけられない…。
・国から補助が出るという話を聞いたことはあるけど、どういうものか分からない…
助成金という言葉を聞いたことがありますか?
融資とは違い、政府から金銭を支給する制度です。どんな時に使用するかというと、政策を円滑に達成するため、と言われています。ですので、円滑に進まないタイミング、すなわち不況時にこういった制度が設けられることが多く見られます。
能力開発に率先して取り組んでいる企業は、こういった制度を過去から利用していることが多いとのことですが、印刷業の方々はあまり利用されていないようです。
書類を細かくそろえたり、申請をする段取りなど、少々手間がかかるものではありますが、業績が思わしくない場合でも雇用維持に努力されている企業には特に特別な助成金を付与してくれるパターンもあります。ここで、こちらの知識を習得し、上手に活用してみてはいかがでしょうか?
代表的な助成金例を2種類ご紹介します。
☆キャリア形成助成金
キャリア形成助成金は、事業内職業能力開発計画の作成・実施及び労働者に対する相談・指導等の業務を行う者がいることを前提とし、労働組合等の意見を聴いて、事業内職業能力開発計画及びこれに基づく年間職業能力開発計画を作成している事業主であって、当該計画の内容をその雇用する労働者等に対して周知しているものであること。
ということが条件となります。このほかにも過去に未納の労働保険料がないこと、など細かい条件もありますので、詳細はこちらのURL(http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/d01-1.html)をご覧ください。
こちらは2種類あります。
1.訓練等支援給付金(PDFを見る)
「年間職業能力開発計画に基づき、その雇用する労働者等に職業訓練を受けさせる場合、又は労働者の申出により、教育訓練等を受けるために必要な経費の負担・職業能力開発休暇の付与を行った場合に助成。」
2.中小企業雇用創出等能力開発助成金
「中小企業労働力確保法の改善計画の認定を受けた認定組合の構成中小事業主等であって、年間職業能力開発計画に基づき、その雇用する労働者に対して、職業訓練を受けさせる場合等の助成。」(PDFを見る)
1.は正規労働者と非正規労働者で支給される額が変わります。2.は認定を受けている企業なので、支給率が高くなります。どの制度が適用できるか、行政窓口にご相談されるのも良いかと思います。
☆雇用調整助成金及び中小企業緊急雇用安定助成金
もう一つの助成金は雇用調整助成金及び中小企業緊急雇用安定助成金です。こちらは雇用維持に努力されている企業のための制度です。雇用維持がによるメリット、それができなかった場合のデメリットが掲載されており、休業、教育訓練、出向と3分野に分け、助成金額の詳細を説明をしています。詳しくはPDFをご覧ください。