小森コーポレーション
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■オフセットオンデマンド技術
オフセットオンデマンドとは、オフセット印刷の高品質、高生産性を保ちながら、H-UV（Hybrid UV印刷技術）、KHS-AI（Komori Hyper System – AI）、K-Color Simuratorの組み合わせにより準備時間の短縮、損紙の低減により小ロットから効率的な印刷を実現する同社の技術を総称したものである。
H-UVは、低電力型のUVランプと高感度UVインキを利用した乾燥機構であり速乾、環境性能を有する技術である。KHS-AIは印刷機の統合管理システムであり、刷り出しから20枚以内で規定品質までに高めることができる。K-Color Simuratorは、ICCプロファイルによるカラーマネジメント機構で、POD、デジタルプルーフなどとの高精度なカラーマッチングを実現する。
■7つのゾーンにおける印刷技術の出展
OffsetOnDemand Solutionsゾーン
オフセット印刷機に後加工システム、CMS、デジタル印刷システムを組み合わせた、極小ロットから大ロットまでの商業印刷市場における効率的な生産をデモンストレーションする。Lithrone G40P（H-UV搭載菊全判8色反転印刷機）およびLithrone S29（H-UV搭載菊半裁5色印刷機）が出展される。
Package Printing Solutionsゾーン
紙器パッケージ向け、厚紙印刷に対応したインラインコーター付き新機種Lithrone GX40 Carton（H-UV搭載菊全判6色コーター機）を出展する。厚紙や特殊原反での幅広い印刷適正とインラインコーターによる高付加価値印刷をデモする。同機には、全自動刷版交換装置と2カメラシステムの品質検査装置が搭載され効率化と品質管理を両立する。
また、Lithrone G40（IR搭載菊全判5色コーター機）では、油性インキと水性コーティングの組み合わせで薄紙から厚紙までの幅広いジョブの効率的な切り替えがデモされる。
Efficient & Multi-Flexible Print Solutionsゾーン
新シリーズのオフセット枚葉印刷機としてEnthrone 29P（A全判4色機）を初公開する。基本機能に絞ることで、十分な性能を持ちながらリーズナブルな構成となっている。また、Enthrone 29P（菊半裁半延5色反転機）は小ロット印刷にも対応した初公開の5色反転機である。操作エリアのステップレス構成によるコンパクト設計により、省スペース化にも寄与する。また、アジア向けにはLithrone A37も出展される。
Digital OnDemand Solutionsゾーン
オフセットオンデマンドソリューションの一翼を担うデジタル印刷機（POD）を出展する。ベースモデルはコニカミノルタのbizhub PRESS C8000であり、OEM出展となる。
また、インクジェット印刷機2機種（枚葉方式、輪転方式）が技術展示される。コニカミノルタとの共同開発である枚葉タイプは1200dpi、29インチ（B2サイズ）で4色印刷モデルであり、最高速度は毎時3300枚となっている。また輪転タイプは1200dpi、20インチ幅、最高速度は毎分150mである。
Komori Assistanceゾーン
同社の顧客対応サービスとして、既存機の性能を向上させるレトロフィット製品や、予防保全などのサービスサポートを紹介する。
Komori Ecologyゾーン
同社の環境への取り組みについて、生産環境や製品における現状などをパネルなどで紹介する。
Komori Web・Chambon & Security Printingゾーン
オフ輪コーナーとして最新技術の紹介とサンプル、シャンボンコーナーとしてパッケージ印刷市場向けインライン印刷機を紹介する。また、証券印刷市場への偽造防止技術などの紹介も行われる。
