「POD最新市場動向メルマガ」第5号バックナンバーのご紹介!

2011-10-20

10月11日(火)発行の第5号のバックナンバーのご紹介。

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2011年10月11日発行 【第5号】
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◆ POD最新市場動向メルマガ
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皆様こんにちは。バリューマシーンの宮本です。
気候も秋らしくなってきました。朝晩は結構冷えますね。
季節の変わり目ですから体調にはくれぐれもお気を付けてください。

さて、皆さんお気づきのように、完全に1週分(1回分)飛ばしました。
申し訳ございませんでした。すでに終了したかと思っている方も、4回坊主
だったとお考えの方も、もう少しお付き合いくださいませ。

メルマガばかりでなく、なんとIGASレポートも第5号から進んでいません。
こちらも申し訳ございません。すでに閉幕して2週間近くになってしまいまし
たが、今後のためにも最後まで書き上げたいと考えております。
不定期に増えていくことになると思いますので、たまに弊社のWebサイトを
覗いていただければ幸いです。

それでは、ひとしきりお詫びが済んだところで本編に参りましょう。

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【第5回】 プリントゴッコ事業の完全終了に考えたコト

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すでにご存知の方も多いと思いますが、理想科学工業は、本年12月末でプリン
トゴッコの事業を完全に終了することを発表しました。

プリントゴッコとは1980年代に、年賀状などのハガキを中心として、家庭用の
手作り印刷物を作成する印刷用機器でした。印刷技術としてはスクリーン印刷
方式が利用されており、手書きのイラストをスクリーン版(孔版)に写し取り、
そこにインクを付けて押し出し、重ねていくというものです。

私が高校生くらいの頃でしたが、自作の年賀状を”複製”できることに驚き、
嬉々として利用したことを今でも覚えています。プリントゴッコが出る前には、
さつまいもを彫ってハンコのようにして押してましたから・・・

今回はこの報道について考えたことをお話したいと思います。

まず私が感じたのは、懐かしさと残念さといったところでしょうか。やはり一世を
風靡した技術、製品がなくなるというのは残念なことです。

ただし同時に「技術や製品は単に置き換わるものではなく、環境の変化や世代
の移り変わりなどを含めた顧客(消費者)のニーズにより移り変わっていくもの
なんだ」と改めて考えるようになりました。

プリントゴッコの事業終了の背景にあるのは、家庭用インクジェットプリンタの
急速な普及だと言われます。近年ではほとんどの家庭でインクジェットプリンタ
を利用して年賀状をプリントするようになっていますから、これはある意味、
間違いではないでしょう。

では、プリントゴッコの技術がインクジェットプリンタの技術に置き換わったのか
というと、それは少し違う気がします。

年賀状を家庭でプリントするということだけを見れば、利用される技術や製品と
して、プリントゴッコがインクジェットへと置き換わったように思えますが、私が
プリントゴッコを利用して作成していた年賀状では、金、銀、蛍光カラーなどを
数多く利用していました。スクリーン印刷技術を利用していましたから、絵の具
のようなチューブに入った様々なインクを利用することができたのです。
当時はあまり意識していなかったのですが、これは現在のインクジェットプリンタ
では実現できていないことです。

つまり、プリントゴッコでできたことが、インクジェットプリンタで全てできるかと
いうと、それは違うということです。技術が置き換わったわけではないのです。

技術は緩やかに移り変わっていくということでしょう。プリントゴッコが普及した
ころは、パーソナルコンピュータやインターネットの普及はまだまだでした。
その後のデジタル技術の普及を背景として、デジタル世代が生まれ、現在の
ような顧客構造となっています。こうした大きな流れの中で、プリントゴッコは
その役目を終えたということだと思います。

印刷関連市場においても、これまで、「技術が置き換わる」のではないかという
感覚は何度も抱かれてきました。

一昔前には新聞がCD-ROMで配布されるようになり、紙への印刷がなくなると
いった話を聞いていますし、2008年のdrupaではフラットベッド型のインクジェット
印刷機が多く出展され、スクリーン印刷はインクジェットに置き換わるのでは
ないかという意見も数多く出されています。そして現在、紙は将来なくなるのでは
ないか、オンラインメディアに置き換わってしまうのではないかというお考えを
持たれている方も多いようです。

しかし、技術は一朝一夕に置き換わるものではないと思います。

周辺環境の変化、消費者ニーズの変化など、将来の動向を見極めながら、どの
ように技術、製品が移り変わっていくのかを見ていくことが重要だと思います。
今回のプリントゴッコの報道から改めて感じた次第です。

それではまた次号にて。

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【編集後記】
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第5号いかがでしたでしょうか。
このメルマガをお読みいただいている方の中には、プリントゴッコって何?と
思われる若い方もいらっしゃるかもしれませんね。
そういった意味では私の感覚も世代ギャップを抱えているのかもしれません。

市場の動向を読む、見極めていくということは、これからの世代の消費者ニーズ
を捉えていく必要があり、時代が大きく変化している現代においては、非常に
難しいことだと思っています。

どういった方法があるのかも分かりませんが、新たな世代の感覚を知る機会
を探っていきたいですね。

それではまた次回お会いしましょう。

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発行責任者&発行人: 河島 弘司
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