POD最新市場動向メルマガ【第19号】

2012-09-13

2012年9月13日発行 【第19号】
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◆ POD最新市場動向メルマガ
◆ ~ニュースの裏にある本質を読み解く~

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こんにちは。バリューマシーンの宮本です。
大変ご無沙汰いたしております。なんと約4ヶ月ぶり・・・
このペースだと1年で3号しか出せませんね・・・

また心を新たにニュースなどお届けしていきたいと思っていますので、まだ
懲りずにお付き合いいただける方、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、ついにAppleからiPhone 5が発表になりましたね。iPhone 4Sを購入して
まだ1年にも満たない私には「ふ~ん」という感じですが、心待ちにしていらっ
しゃった方も多いと思います。

Appleと言えば、ここのところ韓国サムスンとの特許係争のニュースが話題と
なっていました。そちらはデザインに関する権利関係での係争だったようで
すが、iPhone 5では処理速度、通信速度などの性能面での大幅な改良が発
表されているように、小型の電子機器では半導体チップによる性能面での差
別化が重要なポイントとなっています。

そのサムスンですが、ご存知の通り、現時点で携帯電話、テレビ、半導体の
世界シェアは軒並み首位という企業です。Appleとの争いも興味があるところ
ですが、先日、サンケイビジネスに興味深い記事が掲載されたので、今回は
そんな内容からお話したいと思います。

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【第19回】 サムスンが次に狙うのが「プリンタ・複合機市場」という話

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8月末にサムスンに関する興味深い記事が掲載されました。このニュースは、
サムスンが次に「複合機市場」を狙うというものです。

冒頭でお話ししたAppleとの争いと異なるのは、こちらは半導体技術を中核とし
た技術面での優位性を持って乗り込んでくるという点です。過去10年間にわたり
テレビや半導体メモリー、携帯電話分野などで日本企業の牙城を次々に切り崩
してきたサムスンが、新たな標的として、コピー機やプリンターの機能を備えたオ
フィス用複合機に照準を合わせ、高速処理チップにより、同市場で上位を占める
日本勢の追い落としを図るのではないかと書かれていました。

デジタル印刷分野の進展により、オフィス環境を中心としたプリンタ、複合機市場
も高速化、高機能化に進んでいます。デジタル印刷機(プロダクションプリンタ)市
場に参入している複合機メーカーも、その収益の柱は、まだまだ複合機にあると
言っても過言ではありません。

米調査会社ガートナーが算出した2011年の世界コピー機販売額統計によりますと、
首位は米ゼロックス(富士ゼロックスの販売分も含む)であり、2位のリコーと続い
ています。ここにキヤノン、コニカミノルタホールディングス、シャープを加えた日本

勢4社のシェアは全体の49%となっており、コピー機の市場は完全に日本メーカー
の牙城となっていることがわかります。

これに対し、この市場でのサムスンのシェアは、現在3.4%にとどまっています。こ
れは、サムスンが日本メーカーが提供しているような多機能なシステムへの参入
を行ってきていなかったためであると見ることもできます。なぜなら、安価な単機能
モデルの分野に限定してみると、すでに収益面で米HPやゼロックスに次ぐ3位につ
けているという統計があるためです。

サムスンと言えば、過去には、キヤノンがOEM提供しているHPのレーザープリンタ
のサプライヤとして食い込む直前までいったという実績もあり、量産という面でも大
きな力をつけてきているのは言うまでもありません。サムスンは、今回新たに市場
投入したオフィス用複合機やレーザープリンタに自社製のチップを初めて採用して
います。これは、スマートフォンに搭載される高速チップであり、A3判カラーコピーの

場合では、競合機種の約2倍の速さで印刷ができる性能を持っていると言われます。

サムスンにとって半導体技術は、常に他社との差別化を可能にする要素であり続け
ています。現時点で携帯電話、テレビ、半導体の世界シェアは軒並み首位。過去10
年間の最終利益は累計800億ドル(約6兆2936億円)に上っています。

プロダクションプリンタの分野での競争は激しく、大型化、高速化を推し進めながらも、

その市場拡大は予想より厳しく推移しているのは明らかです。オフセット印刷技術に
も小ロット化を実現する様々な機能が搭載され始め、デジタル印刷技術普及への脅
威となっています。

このニュースからは、こうした厳しい環境の中で、プリンタ・複合機市場に新たな技術

面での脅威が加わることになる可能性が示唆されています。国内複写機メーカーの
中にも、サムスンの動向を注視し、その戦略を見極めようとする動きがみられるとの
指摘がありますが、どのように対抗していくことになるでしょうか。

デジタル印刷市場、複合機市場ともに激しい競合の中、国内メーカーは、シェア論ば
かりでなく収益面においても大きな岐路に立たされていることを改めて感じた記事で
した。

それではまた次号にて。

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【編集後記】
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第19号いかがでしたでしょうか。
drupaのお祭り騒ぎの中で様々なニュースが発表された後、業界としては明るい
ニュースは少ないように思います。そうした中、新たな脅威といった記事は、改
めて競争の激しい市場なんだということを実感させられました。
皆さんはどのようにお感じになられますか?

次回は、オフィスのプリンタ、複合機の動向について、複写機メーカーの第一四
半期の業績発表内容などを絡めてお話してみたいと思います。

それではまた次回。

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